しんどいときの気持ちには、ある特徴があります。 それは目の前の課題に対して「今すぐどうにかしないと」という焦りを感じることです。 いわゆる「気持ちに余裕がない状態」なのですが、余裕がないときほど「解決を焦る」という状態が出てきます。
実際にその状況をすぐに解決しなければならないかどうかに関わらず、「今すぐどうにかしないと」という気持ちになってしまうのです。
もちろん、本当に今すぐ対処しなければならない状況であれば、行動する必要があります。 しかし不思議なことに、「どうにかしなくても何とかなる」状況であっても、「今すぐ」という焦りが生まれてしまうのです。
本人の中での「これは緊急事態だ」という強い思い込みが、そのように作用するのかもしれません。
焦っているときに出る言葉
メンタルの不調が出ている方ほど、こんな言葉をよく口にします。
「今すぐこれを対処します。すぐにするので」
「間に合わなくてすみません。すぐに取り掛かります」
余裕がなくなっている人ほど、「すぐに」という言葉が出てきます。 そして本人の気持ちとしては、「すぐにできない自分がダメだ」という思い込みも重なっています。
客観的に見ると、「すぐに」という言葉が出ている時点で、すでに何らかの課題が生じています。 仮に「すぐに」解決できたとしても、また次の「すぐにしなければ」という課題が山積みになっているとき、それは一人で取り組めるキャパシティーを超えています。
つまり、自分を責めるのではなく、客観的に見て「すでに対応が難しい状況にある」ということなのです。 いくら焦って解決しようとしても、それ自体がとても大変な状況なのです。
そのようにすでに追い詰められている状況にあるのに、さらに「今すぐ解決しなければ」とプレッシャーをかけてしまうと、負担はさらに増えます。 余裕はますますなくなり、気持ちは追い詰められていきます。
つまり「焦れば焦るほど、さらに自分を追い詰める」という悪循環が生まれるのです。
追い詰めないようにする方法?
では、自分を追い詰めないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。 とてもシンプルなことかもしれませんが——一度、手を止める。状況を見渡す。息を整える。
焦っているときほど、まわりのことが見えず、今目の前のことに囚われてしまいます。少し立ち止まることで、その視野を広げるきっかけになります。
つまり、焦っている気持ちをいったんリセットすることです。
もちろん、これはできるようになるまで簡単ではありません。 しかしできるようになると、「案外、焦るほどのことではなかったな」と気づけるようになります。
どうしてもそういった気持ちになれないとき、誰かに話してみてください。 状況を言葉にして伝えたり、客観的な意見を聞いたりすることで、自分の置かれた状況への見方が変わることがあります。
そんなときは、ぜひカウンセリングにいらしてください。「とりあえず状況を振り返ってみる」そのお手伝いをいたします。


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