【コラム】休職したけれども、何をしたら良いのかわからない

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これまでのコラムでは休むまでの葛藤や、いろいろな気持ちの動きについて説明してきました。そして今回からは、休職をしてからどう過ごせばよいのだろうか、という話をしていきたいと思います。

 

休職したけれども、休めない

休職したあとは、どの様な気持ちになるのでしょうか。

多くの方は仰います。

「休めたことで、正直ほっとした部分はある」
「だけれども、これで良かったのだろうか。失敗していないだろうか」といった不安や心配が出てくる。
「家にずっといるのだけれども、何をしたら良いのかわからない」
「ひとりで過ごす時間が多くて、このままで大丈夫だろうかと不安になる」

こういった話がよく出てきます。

なぜこのような考えが浮かんでくるかというと、それまではしんどさばかりで頭がいっぱいになっていて、休むかどうかばかりを考えていたから、という理由もあります。

「休んでからどう過ごすか」まで、考える余裕が無かったという状態だともいえます。

そしていざ休む日々が始まると、どうしたらよいのかわからない。

考える時間だけはいっぱいあるので、不安ばかりが頭に浮かんできます。

 

マイナスの考えばかり出てくる

休職中は、こうしたマイナス思考が強く出やすい時期でもあります。

これは不調のサインとも言えるのですが、「休んでいるのに良くなっていない」と感じて、さらに気持ちが沈んでしまう。そうした悪循環に陥りやすいのです。

これは多くの方が勘違いしていることですが、休職をしたとしてもすぐに体調が回復するわけではありません。何ヶ月、人によっては数年かけて積もりに積もったしんどさが要因となって、休職へと至ったのです。それが、休んで数日たっただけで良くなるわけがありません。

再発予防まで考えると、休息に加えて自分の生活や考え方を変えることが必要になるので、リハビリ期間を含めて、数か月かかると予め考えておきたいです。

 

休職が始まってからの過ごし方

これまで規則正しい時間に起きて、仕事に行っていた。

それが休職に入ると自由な時間が急に多くなって、どうしたらいいかわからない。

そんな方へのアドバスです。

始めに必要なのは休むこと。休むとは「とにかく寝ること」です。

たとえば精神療法の一つに森田療法という方法があります。
合宿形式でこころの不調を整えるのですが、そこでは治療開始の時期に、絶対臥床期というものがあります。それは何かというと、「とにかく寝続ける」ことです。トイレや食事以外の時間は「とにかく寝る」という方法です。

私も休職したての方にはこの方法を勧めたいです。

「とにかく寝る、横になる」

いろいろなマイナスの考えが浮かんできても、それでも横になる。

「こんなことをしていて大丈夫だろうか」という不安が出てきても、休むことを優先する。睡眠がとれなくても、とりあえず体を横にして休む。これが大切です。

「休んでいたらダメだ、ちょっと動かないといけない」と思う人がいるのですが、そういった人はたいていの場合、回復が遅れます。とにかく休むことが先です。

休んでいると、人間の心身の不思議な部分なのですが、「以前よりもドーンとしんどくなる」時期が来ます。

これは「今まで無理をしていて、しんどさを感じないようになっていた」それが、無理をするのをやめたので「本来のしんどさ」を体が感じられるようになったのかもしれません。これは回復段階のひとつなのでしょう。

そして「動きたくても動けない」状態になってきます。

これは悪化ではなくて、自然な回復の動きです。「悪化した」と焦ると、また精神的に落ち込みます。

ですので「これが本来の私の体調だ。だからしっかり休まなければならなかった」と理解してください。

ここでしっかりと休めると、回復のプロセスが始まってきます。

こういった情報について知りたい方、悩んでおられる方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。休職時の過ごし方についてアドバイスをさせて頂きます。

プロフィール
この記事を書いた人
三輪 幸二朗

Mitoce 新大阪カウンセリング代表
臨床心理士

Mitoce 新大阪カウンセリング
電話番号:06-6829-6856
メールアドレス:office@mitoce.net

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