カウンセリングが必要な人とは?
カウンセリングが必要かを判断するためには、いくつか基準があります。
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すでに精神科などで服薬治療を続けているが、あまり変化が見られない。
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悩み事の原因や不調のきっかけが、こころに関する出来事である。
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長年抱えている、こころの悩みがある。
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周囲にこころの悩みについて相談できる人がいない。(居たとしても、本人の安心につながらない)
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本人がカウンセリングを受けたいと思っている。
カウンセリングを受けるかどうかは最終的には、「本人が判断する」必要があります。
カウンセリングは問題解決のための手段の一つであって、どの場合もカウンセリングを受けることが「絶対に必要」というわけではありません。
ただし一般的に「自分で対処できない悩み」を専門家に相談することで解決の糸口が見つかることあります。それは「こころの悩み」についても当てはまります。
詳しい説明として
1)服薬治療については主治医の意向もあるので、カウンセリングを受ける際には主治医の了承を得ることを推奨します。変化が見られない、と本人が思っていても、「変化を自覚できない」精神状態のときもあります。服薬治療に加えて、心理療法も受けたいという方は受けることを勧めます。
2)たとえば極度のストレスを感じる事態(負担の大きな仕事、暴力や虐待、事故、災害などを含む)を経験したあとに、こころの不調が出たときには、服薬の治療に加えて、カウンセリングなど心理療法を受けることを勧めます。
3)長年抱えている、こころの悩みとして、家族関係のこと、自分の育ちのこと、発達障害、学校や職場での長期的な不適応、社会に出ることへの悩み、長期化したうつや精神症状、適応障害、人格障害、解離性同一性障害(多重人格)などがあげられます。そのような場合、薬による治療は補助的に働くのですが、主として社会・心理的な支援が必要になります。心理的支援の入り口として、カウンセリングを利用する方もおられます。
4)こころの不調について「話を聴いてくれる人が周囲にいない」「分かってくれる人がいない」と悩んでおられる方もおられます。こころの不調について、回復を遅くする大きな要因の一つに「周囲からの孤立」とそれに伴う「孤独感」があります。専門家とつながっておくことが孤立と孤独を防ぐことに役立ちます。
5)カウンセリングの必要性について、難しく考えるよりも「本人がカウンセリングを受けたい」という意向があれば、一度受けてみるという選択肢もあります。カウンセラーとの話し合いをすることで、カウンセリングが必要かどうかを判断することもできます。
Mitoce新大阪カウンセリング・心理検査では、幅広いこころの悩み対応しています。カウンセリングを受けた方が良いのかどうか迷っている方は、ご相談ください。まずは一度、ご来談頂いてお話を伺い、カウンセリングがご自身にとって必要かどうかを専門的見地からお伝え致します。
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