Q15. カウンセリングの技法をどうやって選べばいいのですか。【カウンセリングとは】

よくある質問・カウンセリングの疑問

この質問をされた方の詳細はわからないのですが、実際にカウンセリングを受けようとしてネットなどで探したら、いろいろな技法があってどれが良いかわからなかった、という前提でお話します。

たしかにカウンセリングの技法として、認知行動療法、精神分析療法、夢分析、箱庭療法、催眠療法などいろいろな技法が出てきます。
そういった技法が自分の悩みに合うのかどうのか、どのように判断したらよいのか、わからないということは当然かと思います。

大まかにいうと「問題点を明らかにして具体的な解決法を探していくのが自分に合っている」というのであれば、認知行動療法が合うかもしれません。
それよりも「これまでの人生を振り返りながら、自分の内面を深く掘り下げて分析していきたい」のであれば精神分析や夢分析などの方法が合っているかもしれません。

ただし、これは一般的な傾向ですので、実際に受けてみないと自分に合っているのかどうかわからない、ということもあるかと思います。

しかし試しに受けるとしても、料金のことなどを含めてハードルが高いかもしれませんので、手軽な方法がひとつあります。

自分に合う技法の試し方


それは自分で少し試してみる、という方法です。

とても簡単な方法です。ネットでも本でも良いので、興味を持った技法があれば自分で少し試してみるのです。

たとえば認知行動療法であれば、ワークシートなどがありますので(※たとえば、大野裕 こころが晴れるノート:うつと不安の認知療法自習帳)、とりあえず一人でやってみる。
そして、自分の悩みが整理できた、気持ちが軽くなったというのであれば、認知行動療法を行っているカウンセラーを訪ねてもよいかもしれません。

また深層心理学など、こころを深く掘り下げて考えていきたいというのであれば、とりあえず寝ているときに見た夢をノートにメモをしてみてください。
そうすることで、自分のこころのなかにある意外な一面を知ることができて、興味がわくかもしれません。

ほかにも催眠に興味があるのであれば、まずはリラクゼーションの自律訓練法を試してみるとよいかもしれません。

「とにかく話を聴いてほしい!」のであれば、カウンセリングを中心としたところを受けてもよいかと思います。

大切なのは、それらの技法を試してみて、自分の気持ちが少し楽になったとか、ここちが良いとか、悩みについて腑に落ちたとか、新しい発見があったとか、自分の感覚を大切にすることです。

カウンセリング料金を払って続けることになるので、まずは自分にとって何が良いかを選ぶことがとにかく大切になると思います。
そして専門家のカウンセリングでは、自分ひとりで試したとき以上に、しっかりとその技法に取り組むことができるので、効果は高まると思います。

Q.15-2 一人で取り組むのがどうしても難しいときにはどうすればいいですか?

その技法に関する本を読んだり、ネットで調べたりしたけれども難しい、または認知行動療法のワークシートに取り組んだけれども、しっくりこない。
そういう場合には、カウンセリングを試しに受けてみる方とよいかもしれません。

ここまで技法について説明してきましたが、カウンセリングがうまくいくかどうかは、技法も大切ですが、それ以上にカウンセラーとの相性が良いかが重要だと思います。

自分に合う技法を探すのが大変であれば、自分に合うカウンセラーを探すほうが結果としてよい場合もあるでしょう。

#カウンセリング #技法 #選び方

Mitoce 新大阪カウンセリング・心理検査

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