Q20. カウンセリング以外の場所で会うことはできますか? 【カウンセリングとは】

よくある質問・カウンセリングの疑問

カウンセラーと外で会いたいとおっしゃる相談者もおられますが、基本的にはカウンセリングルーム以外の場所で会うことはありません。喫茶店やカフェでは会いません。

なぜなら相談者が話す内容の秘密を守るためというのが理由のひとつです。カウンセリングルームは話がほかに漏れることがなく、相談者が自分のこころを振り返る時間と場所を確保しています。

カウンセリングルームの構造自体がこころを成長させる役割を担っています。
自分のこころについて、カウンセラーの手助けによって振り返ります。しかし周囲に他人がいて秘密が漏れるかもしれない場所では、なかなか集中はできないと思います。もしそのような場所でカウンセリングをしたとしても「他人に聞かれる前提」の表面的な話になる可能性があります。

深い話をするときには秘密が守られることは大切です。

深い話になるほど、だれが嫌いだとか、だれかにひどいことをされた、自分の本心としてはこう思っているなど、他の人には言えないような話が出てきます。秘密の内容が話せるような場所を用意しておくことが、カウンセリングでは大切です。

もしカウンセラーのほうから「外で会いましょう」と提案してきた場合には、その言葉の裏に何があるのかを慎重に見たほうが良いかと思います。
始めから訪問でカウンセリングをしているカウンセラーは別ですが、それまでカウンセリングルームだけでカウンセリングをしていたのに、急に外で会おうと言い始めたら注意してください。
そのようなときには外で会う理由を専門的な見地から説明してもらってもよいと思います。

 クライエントから外で会えませんか?といわれた場合

もしカウンセリングルームでカウンセリングを続けているときに、そのような話が出たとしたら、もしかして今しているカウンセリングに対して何らかの不満があるかもしれないと考えます。


「もっと私のこころについて理解してほしい」「こころの距離が遠い」などです。

そのためクライエントと話し合い、どのような思いが出てきているのかを確かめます。

カウンセラーと友だちになって遊びに行ったりできる?

若いクライエントの中には、カウンセラーと友だちになりたいという思いを抱く方もおられます。そのようなことをおっしゃるクライエントの気持ちは伝わりますが、実際にそのようにすることはありません。

カウンセリングはカウンセラーとクライエントという関係性を大切にするからです。
カウンセリングはクライエントが悩みに対処できるようになるのを目指すの関係性です
もし友だちがほしい、という思いがあるのであれば、「友だちをどのように見つけられるようになるのか」を考えるのがカウンセリングです。

カウンセラーとクライエントの関係は特殊な関係といえるでしょう。クライエントとしては、場合によっては自分の秘密を唯一知っている他人がカウンセラー、ということさえあります。
秘密を大事する関係でもあるので、カウンセリングルームの外で会うことについては慎重になるのです。

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Mitoce 新大阪カウンセリング・心理検査

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