このような訴えをお持ちの方がカウンセリングに来られことは、実際には少ないです。
もしくは来られたとしても、続けて来られることは少ないと思います(そのような方を説得してカウンセリングに来ていただくような技法もあるのですが、私はそのような方法をとっておりません)。
カウンセリングは受けたい人が受けることによって効果が出ます。受けたくない人が無理に受けたとしても、受けさせられること自体がストレスになって逆効果になる場合もあると私は考えます。
当然、周囲の人が「この人はカウンセリングを受けたほうが良い」と、連れられてくることもあるのですが、無理に連れてこられた方がカウンセリングで良くなることはあまりないと、経験上として思います。
なぜならカウンセリングは相談者と協力してこころの問題に取り組むことが大切だからです。
問題の中心にいる本人が(といっても本人がそう思うのではなく、周囲がそう思っていることがほとんどですが)来談しないときには、まずは家族や周囲の人がカウンセリングを受けるほうがよいかもしれません。
本人への関わり方を相談するほうが、結果につながると思います。このような場合、本人よりも周囲の人が問題を解決しようとする意思があり、カウンセラーとの協力関係を結べるからです。
また周囲の人が変わってくるのを見て、本人が「まわりが変わっているのを見て自分も受けようかな」と思うことは良くあります。
問題解決には直接アプローチできないときには、間接的なアプローチが役立つ場合があります。
繰り返しになりますが、カウンセリングは「本人が受けようと思ってカウンセリングを始めるから効果が出る」のです。受けたくないときには、受ける必要はありませんし、当然ながら断ることができます。
Mitoce 新大阪カウンセリング・心理検査
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